2007年7月4日水曜日

2007年5月27日(日)第4回上映会報告

 都の日比谷視聴覚ライブラリーから「ひとりひとりを生かす教育」の16ミリ映画を借りた関係で、16ミリ映写機を持ち込んでの上映会となりました。しばらく映写機を扱うことがありませんでしたので、事前に講習を受け当日をむかえました。「カラカラ」という映写機の音を聞くと、昔の映画会を思い出して、とても懐かしい気分になりました。

「ひとりひとりを生かす教育」は「どの子もおちこぼれることもなく、ひとりひとりに適した教育を」という考えに立ち、心身障害児の早期発見とその教育への理解を深めることを願って作られました。35年前の作品ですが、現在の教育に十分、通じる内容と思われました。

「子どもと読書」も同じ時期の作品ですが、当時の地域文庫の様子や公共図書館の状況が貴重なフィルムに収められています。また、いろいろな絵本があるなかで、どのように絵本とかかわったらよいか、考えるきっかけをあたえてくれる内容となっており、現在でも十分参考になると、今回初めて参加してくださった駒澤女子大学の映像学科の森田先生も感想を下さいました。

 三本目の「老後と福祉」は1987年(昭和62年)の作品ですが、小金井市老後問題研究会の活動の様子や当時市内に開設された特別養護老人ホームの「正吉苑」の活動が紹介されています。この際にと16ミリ映画「遠州の春」も上映させていただきました。鉄道会社がスポンサーですが、57年まえ、約半世紀まえの静岡県の祭りや凧揚げの様子が納めらおり、貴重な文化財映画と思われました。

☆上映会の前後に追悼上映会のスケジュールや内容につて意見交換いたしました。「単なる上映会にしないで」でという意見もだされました。上映会については、どのような内容にしていくか、皆様の率直な意見をいただけたらと思っています。

☆6月1日、市内の振興プラザで、「稲城の今昔をフィルムでたどる」と題して、「昔 竪谷戸があった」と「20世紀の稲城 戦後見聞記」の2本を上映させていただきました。毎月「金曜サロン」として行われている催しですが、大変多くの皆さんにご参加いただきました。「本は読むことでイメージは膨らむが映像は奥行きが深まると感じた。」「稲城の昔を知る貴重な記録で大変興味深かった」など感想をいただきました。また、毎日新聞の取材もあり6月2日の朝刊に、浜田先生の撮られた竪谷戸の写真と上映会の様子を載せていただきました。この会で、9月30日と12月2日の追悼上映会に向けて、スタッフの募集を呼びかけさせていただきました。

☆昨年、「I(あい)のまち、いなぎ市民まつり」で「20世紀の稲城」を上映していただいた稲城青年会議所の佐藤さんにも追悼会のご相談させていただいています。
(はまずみ)

☆浜田英夫の映画を見る会での上映作品の紹介は
  http://hamadahideo.blogspot.com/ 2007/05/blog-post.html
 浜田さんの作品録や追悼文はhttp://hamadahideo-data.blogspot.com/ ご覧ください。

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